上塗りとは？上塗り塗料の選び方とその重要性
最終更新日：
自宅や施設の外壁塗装を計画している方の中には、塗装工程の正確な手順や塗料の選び方に迷ってしまう方も多くいらっしゃるでしょう。
この記事では、塗装工程の基本から、下塗り塗料の重要性、さらには上塗り塗料の選択肢までをご紹介します。
□上塗りとは？下塗り塗料とは何が違う？
上塗りとは塗装の最終段階であり、仕上げの工程のことです。
塗装工程は下塗り、中塗り、上塗りの順序で進められ、下塗り塗料は塗装の最初の工程で使用され、塗膜の剥がれを防ぎ、後の塗料の密着を向上させます。
使用される塗料には吸い込みを抑えるシーラーや、密着を促進するプライマー、表面の凹凸を滑らかにするフィラーなどがあります。
これらの下塗り塗料は塗装面を塗装可能な状態に整えるために不可欠です。
＊塗料の種類と役割
シーラーは塗料の吸い込みを抑え、塗装の均一性を高め、プライマーは上塗り塗料の密着を向上させる役割を持ちます。
また、フィラーは表面の小さな傷や凹凸を埋め、滑らかな仕上がりを実現します。
下塗り塗料の選択と適用は、塗装工程の成功において極めて重要であり、塗装面の状態や塗料の種類によっては、下塗りを複数回行うこともあります。
中塗り工程は基本的に上塗り塗料と同じものを使用し、「上塗り1回目」とも呼ばれます。
上塗り工程は塗装の最終段階であり、外観の仕上がりを左右するため、色やツヤの選択に加え、下塗り塗料との相性も重要です。
下塗りと上塗りの違いは、下塗りが塗装の下地を整える工程であるのに対し、上塗りは外観に関わる最終工程である点です。
□上塗りが果たす役割
上塗り工程は塗装の中で最も重要な役割を担っています。
下塗りと中塗りが塗膜の基礎を築くのに対し、上塗りはその最終仕上げを行い、見た目の美しさと耐久性の向上を目的とします。
上塗りは通常、一度のみ行われますが、塗料の種類によっては複数回必要な場合もあり、その回数は塗料メーカーが提供する「標準塗装仕様」で確認できます。
例えば、日本ペイント「パーフェクトトップ」の標準塗装仕様では、下塗り1回、上塗り2回が推奨されています。
上塗りを適切に施工しないと、塗装の寿命が短くなるリスクがあります。
正しく上塗りを行わない場合、塗料の厚みが不足し、耐用年数が短くなり、外壁が早期に劣化する可能性があるため、上塗りは外壁塗装において非常に重要な工程です。
□選ぶべき上塗り塗料とその費用相場
上塗り塗料の選択は外壁塗装の最終的な見た目と機能性に大きく影響します。
ここでは、主要な上塗り塗料としてウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料の3種類に焦点を当て、それぞれの特性と費用相場を紹介します。
1:ウレタン塗料
ウレタン塗料は比較的低コストで利用可能な上塗り材であり、
費用相場は紹介にある3種類の中では最も安い塗料になります。
手頃な価格であると同時に、他の塗料に比べると耐久性は高くないため、長期的な視点で見るとコストパフォーマンスが低い可能性があります。
2:シリコン塗料
シリコン塗料は日本の戸建て物件で広く使用されており、
費用相場は紹介にある3種類の中では中程度であり標準的な価格帯の塗料になります。
施工費用と耐久性のバランスが良く、長期的な視点から見てもコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
3:フッ素塗料
フッ素塗料は高い耐久性を誇り、メンテナンスの手間を減らせる塗料です。
費用相場は紹介にある3種類の中では最も高額な塗料になります。
フッ素塗料は他の塗料と比べると高耐久であり、
商品自体の値段も高く、さらに技術力が必要なため施工する外壁の種類など事前確認が必要です。
□まとめ
この記事では、下塗り塗料の役割、上塗りの役割、そして適切な上塗り塗料の選択に至るまで、塗装工程の各段階におけるポイントを説明しました。
ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料の特性と費用相場についての情報は、ぜひ塗料選びの参考にしてください。
当社では外壁塗装はもちろんのこと、屋根工事までトータルに対応しています。
町田市で屋根修理や外壁塗装をお考えの方は、ぜひ桜ルーフまでお気軽にお問い合わせください。
