外壁塗装の臭いはいつまで続く?自分でできる臭い対策
最終更新日:
家の外壁塗装を考える際、多くの人が気になるのは塗装作業中の臭いです。
特に、臭いに敏感であったり、体調に影響を及ぼしたりする可能性がある方にとっては、外壁塗装における臭いは懸念事項になります。
そこで、今回は塗装の際に発生する臭いの原因とその対策について解説します。
目次
外壁塗装時の臭いの原因
外壁塗装で使用される塗料は大きく分けて水性塗料と油性塗料がありますが、特に油性塗料はその臭いが強いことで知られています。
主な原因は、油性塗料に含まれるシンナーです。
シンナーは揮発性が高く、塗装時にはその気化によって強い臭いが発生し、塗料が乾燥するまでの間、周辺環境に影響を及ぼします。
1:油性塗料
油性塗料は耐久性が高く、色持ちも良いため、長期間にわたって美しい外観を保てます。
その一方でシンナーの含有量が多く、強い臭いが特徴です。
しかし、技術の進歩により、油性塗料特有の臭いは軽減されてきました。
以前まではシンナーが多く含まれる強溶剤が主流でしたが、シンナーの含有量を減らした弱溶剤でも高い完成度で仕上げられるようになったため、今では弱溶剤が主流となっています。
強溶剤よりもシンナーの量が少ないため、臭いも軽減されています。
2:水性塗料
水性塗料は臭いが少なく、環境にも優しいとされています。
塗装作業中の臭いが抑えられるため、臭いに敏感な方には適しています。
ただし、油性塗料に比べて耐久性が劣ることがあります。
外壁塗装の臭いはいつまで続く?
外壁塗装の臭いは約3日間続きます。
この日数は、塗料で塗装する工程が3つあること、また塗料を乾かす時間も臭いが続くことが関係しています。
1:中塗りと上塗り
外壁塗装では、「下塗り」「中塗り」「上塗り」という工程を経ますが、臭いが最も強く発生するのは中塗りと上塗りを行う時です。
中塗りと上塗りの工程では、塗料を厚めに塗ることが多く、その分揮発するシンナーの量も増えるため、臭いが強くなります。
2:乾燥の過程
塗装後の乾燥過程でも臭いは続きます。
塗料の表面が乾くことで臭いは徐々に薄れていきますが、完全に硬化するまでには時間が必要です。
自分でできる臭い対策
臭いが弱くなったとはいえ、外壁塗装を行う際には、塗装の臭い対策は重要です。
特に臭いに敏感な方や、家庭内に小さなお子さんやペットがいる場合、塗装の臭いによる影響を最小限に抑えるためにも対策しましょう。
エアコンなどの有効活用
1:エアコンを使用する
塗装中及び塗装後の換気は、臭いをかえって室内に入れてしまうこともあります。
その為、塗装工事中は窓などを締め切りエアコンなどを有効活用しましょう。
塗料と季節の選択
1:低VOC塗料の選択
VOC(揮発性有機化合物)の低い塗料を選ぶことで、塗装時の臭いを大幅に減少できます。
弱溶剤の油性塗料や臭いの少ない水性塗料も一つの選択肢です。
2:季節の選択
気温が高く、湿度が低い時期に塗装を行うと、塗料の乾燥が早まり、臭いが持続する期間も短くなります。
逆に湿度が高いと乾燥が遅れ、臭いが長引くことがあります。
まとめ
外壁塗装中の臭いはシンナーによるものですが、近年では技術の進歩により臭いが弱い塗料でも高い完成度の塗装が実現できます。
臭いが気になる方は、塗装中の換気はもちろん、塗装中の外出で臭い対策をしましょう。
当社では、あらゆる塗料での塗装プランをご用意しております。
臭いだけではなく、機能性や価格などからも検討し、適切なプランをお選びいただけます。
町田市周辺で屋根修理や外壁塗装をお考えの方は、ぜひ桜ルーフまでお気軽にお問い合わせください。