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瓦のひび割れを放置すると危険!屋根修理のプロが教える正しい対処法【専門家監修】

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目次

はじめに:瓦のひび割れは「屋根からのSOS」

屋根は住まいを雨や風、直射日光から守る重要な部分です。中でも「瓦屋根」は日本の伝統的な建材であり、耐久性や断熱性に優れた屋根材として長年親しまれてきました。

しかし、瓦にも経年劣化や自然災害による「ひび割れ」が起きることがあります。このひび割れを放置してしまうと、雨漏りや建物内部の腐食といった深刻な問題に発展することも…。

今回は、屋根の専門修理業者の視点から、瓦のひび割れの原因・見つけ方・放置によるリスク・修理方法・費用の目安について、わかりやすく解説します。専門家のアドバイスも交えながら、住まいの安全を守るための知識をお届けします。

1. 瓦のひび割れが起こる主な原因とは?

ここでは瓦のひび割れが起こる代表的な原因を紹介します。

① 経年劣化

瓦は50年~100年と非常に長寿命ですが、長年の風雨や紫外線の影響で徐々に劣化します。特に表面の釉薬が剥がれると、ひびが入りやすくなります。

② 凍害

冬季、瓦のすき間に入り込んだ水分が凍結→膨張→割れる、凍害という現象が発生します。小さなひびなどから入り込んだ水分により発生する為、事前に見つけることが困難です。

③ 地震や強風

地震や台風などの自然災害は、瓦に大きな影響を与えます。小さな地震の積み重ねでも、瓦が少しずつずれてひび割れることがあります。また、固定が緩くなってくると強風により瓦同士がぶつかり、ひび割れることも。

④ 飛来物や落下物

隣家の木の枝や風で飛んできた物が瓦に当たり、ピンポイントでひび割れが起こるケースもあります。

 

▶専門家アドバイス:瓦は一見すると頑丈に見えますが、実は外的要因に非常に敏感です。特に築20年以上の住宅では、一度専門業者による点検を受けることをおすすめします。

 

2. 瓦のひび割れを見つけるチェックポイント

以下のポイントをチェックすれば瓦の異常を発見できる可能性があります。

・地上から屋根を見上げたときに、瓦のズレや色の違いがないか

瓦のズレ、割れやひびが入ると今まで内部にあった部分や、断面の色が見えるため。

・雨が降った後に、軒下や天井裏で雨染みが発生していないか

ひび割れによる雨漏りが起きている可能性があるため。

・屋根から「カラカラ」と音がする

割れた瓦が動いている可能性。

 

▶専門家アドバイス:初めの点検は『屋根に登らず』に行うのが鉄則です。高所作業は危険なので、屋根の異常に気づいたら早めに専門業者へ連絡を。写真撮影もプロに任せるのが安心です。点検を行った後に屋根に登り必要な処置を。

 

3. ひび割れを放置するリスクと被害例

瓦のひび割れを放置してしまうと、以下のような被害につながる恐れがあります。

・雨漏りの発生

瓦の下には防水シート(ルーフィング)がありますが、瓦が割れていれば水の侵入リスクが急増します。

・屋根下地の腐食

長期にわたって水分が入り込むと、野地板や垂木などが腐り、大規模な修理が必要になります。

・シロアリの発生

湿気が増すことで、シロアリなどの害虫が侵入しやすくなります。これにより建物全体の強度が低下することも。

・ひび割れた瓦の落下

ひび割れた瓦はどこにも固定がされていない為、そのまま放置をしてしまうと強風などにより落下するリスクが。実際に落下した瓦による物損事故や人的被害が起こることも珍しくありません。

▶専門家アドバイス:ひび割れ1枚だけでも、そこから侵入した水が数年かけて建物内部を腐らせることがあります。『1枚だけだから』と油断せず、すぐに対処することが重要です。

 

4. 専門家が解説!瓦のひび割れの修理方法と費用相場

主な修理方法は3つあります。

① 瓦の差し替え(部分補修)

割れた部分の瓦のみを新しいものと交換。

費用相場:5.000円~/1枚

 

② コーキング補修(部分補修)

小さなひび割れに対しては、コーキング材(防水剤)で補修。

費用相場:3,000円~/1箇所

 

③ 葺き直し(劣化が進んでいる場合)

瓦を一度剥がし、下地から屋根を葺き直す工事。既存の瓦は再利用し、ひび割れている瓦のみを交換。

費用相場:部分葺き直し 15万円~

     全体葺き直し 60万円~

 

▶専門家アドバイス:

安価な補修でも一時的には効果がありますが、築年数が20年を超える場合は全体の状態をチェックし、葺き直しやカバー工事も視野に入れるべきです。

 

5. ひび割れを未然に防ぐための定期メンテナンスとは?

【10年に一度の定期点検を目安にしましょう】

 

【屋根表面の洗浄や瓦の並び直し、防水処理の再施工なども効果的】

 

【雨樋の詰まり除去も、雨水の流れを正常に保つため重要です】

 

【棟瓦の定期点検も絶対に忘れずに。】

 

6. 修理業者選びで後悔しないためのポイント

チェックするべきポイント

・地元での施工実績が豊富か

・屋根専門の業者であるか(外壁業者ではないか)

・点検・見積もりが無料で行えるか

・アフターフォローが充実しているか

・口コミ、評判はどうか

 

▶専門家アドバイス:最終的には『信頼できるかどうか』が業者選びの決め手になります。営業トークに流されず、施工実績や資格の有無をしっかり確認してください。

 

7.よくある質問(Q&A)

Q. 瓦のひび割れを自分で補修してもいいですか?

おすすめできません。

高所作業は非常に危険で、誤った施工は雨漏りの原因になります。必ず専門業者に依頼しましょう。

 

Q. 保険は適用されますか?

自然災害(台風や地震など)による破損であれば、火災保険が適用される可能性があります。
証拠写真や修理見積書が必要になるので、早めの対応が肝心です。

 

8. まとめ:瓦のひび割れには早期発見とプロの対応を!

瓦のひび割れは自然災害や経年劣化などが原因で起きることが大半です。また、

放置することによるリスクは家全体に影響するものも多く、早めの対応がカギになります。

部分的な補修であれば費用が安く済むのも瓦屋根のメリット。

まずは信頼できる屋根修理専門業者による定期的な点検を実施していきましょう。

 

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